プロ野球の事件には暴力団の影も

暴力団

プロ野球界で起きた事件の中で記憶に新しいところでは暴力団が絡んだ事件が有名です。永久追放、永久失格の処分が久々に出た案件としても有名であり、プロ野球界に激震を与えた出来事でもあります。

永久失格の処分を受けた選手たちは野球賭博を行っており、プロ野球の結果を予想するということを行っていました。当初は高校野球やメジャーリーグなどの予想が中心でしたが、中には自分たちが所属していたチームの予想なども含まれており、幸い登板する試合ではなかったものの、堂々と自分のチームに賭けることができる環境にありました。暴力団の役割はいわゆる胴元、元締めの部分であり、野球賭博ができるように環境を整える分、いくらかのものを要求するというのがその役割でした。

野球賭博に関してはプロ野球界以外でも行われ、大相撲でもそうしたことがあり、大変な騒ぎとなりました。結果として他の球団に同じようなことをしていた人はいなかったものの、円陣で声出しをした人にご祝儀を出す、成績が良かった人にお金を渡すなどの文化はほとんどの球団にあり、そのプロ野球の実態に大きな衝撃を受けた人も少なくありません。しばらくしてから再び語られるであろう事件であることは間違いありません。