野球選手によるプロ野球の事件

野球

プロ野球界で世間を震撼させた記憶に新しい事件といえば、巨人在籍投手らによる賭博事件です。現役の選手が、自軍の試合を賭けの対象にしていたという事実は、多くの野球ファンの人たちのみならず、世間一般の人々にも大きな衝撃を与えました。

賭博に関与していたのは、福田聡志、笠原将生、松本竜也(いずれも投手)の3名といわれています。事件は、税理士法人勤務のある男性が、川崎市の巨人の球場に借金を取り立てに来たことで発覚しました。野球賭博は立派な違法行為で日本の法律では禁止されています。福田投手は日本のプロ野球だけでなく、メジャーリーグの試合でも賭博をおこなっていたようで、最終的には負けがこんで、百数十万円ほどの借金をつくっています。NPBは賭博に関与していた3投手に無期失格の処分を下し、球団には1000万円の制裁金を科しました。

事情を聴いてみると福田投手は知人に勧められて、軽い気持ちで賭博に手を染めていたという話です。あまりに認識が甘かったといわざるをえませんが、有能なプロ野球選手が、事の重さに気づかず手をだしてしまった賭博で野球界を追放されてしまったというのは、ファンにとってとても残念なことでしょう。