逮捕者も出たプロ野球の事件

プロ野球界を揺るがした最大の逮捕事件といえば、清原和博元選手の覚せい剤使用によるものです。高校時代から、桑田真澄元選手とともに、社会現象を起こすほどのスーパースターであった清原元選手の逮捕は、あまりにも残念で、あまりにも悲しいものでした。

思えば、清原元選手はプロ野球界に入ってくる段階で、すでに哀しい運命を背負っていたのかもしれません。1985年、甲子園での輝かしい記録をもって、ドラフト会議に臨んだ清原元選手でしたが、指名確実と言われていた巨人が、早稲田大学への入学を表明していた、桑田元選手を指名し、悔し涙の末に西武ライオンズに入団しました。悔しさをバネに、プロ野球界においてもスーパースターとなった清原元選手は、1996年オフにFA制度により、憧れのジャイアンツに入団します。

ジャイアンツにおいては、松井秀喜選手とともにMK砲と呼ばれ、移籍から3年間は中心選手として活躍しましたが、次第に怪我に悩まされ、チームの中でも孤高の存在となっていきました、怪我との闘いの中で、その苦しみに耐えきれず、清原元選手は薬物に手を染めていったようですが、このことは決して許されることではありません。しかしながら、清原元選手がプロ野球界に残した数々の功績は、紛れもない事実なのですから、いつか更生して野球界のために力を尽くしてほしいものです。

逮捕