プロ野球の練習中に起きた事件

練習

プロ野球の練習中に起こった事件としてまず挙げられるのが、当時巨人のコーチであった木村拓也氏の急死事件です。木村拓也氏は1990年にドラフト外入団で日本ハムファイターズに入団し、1994年にはトレードで広島東洋カープに移籍、2006年にはシーズン中には読売ジャイアンツに移籍し、2009年に選手を引退し巨人のコーチとして就任しました。

しかし2010年4月2日の午後、広島東洋カープとの試合の為訪れたMAZDA Zoom-Zoomスタジアムにて選手に練習としてノックをしていたところ急に意識を失い倒れこみました。ただちにその場にいた人達によってAED(自動体外式除細動器)によって蘇生処置を受けた後、広島大学病院へ搬送されました。

病院での検査の結果くも膜下出血と診断され、そのまま治療を受け続けましたが、5日後の4月7日3時22分に病院内で息を引きとりました。告別式と葬式が4月10日に広島で行われ、3000人以上のファンや関係がその別れを悲しみました。4月24日には東京でお別れ会が開かれ、試合などで広島で行われた葬式に訪れることができなかった多数のプロ野球関係者が集まりました。また、同日の広島東洋カープ戦は木村拓也氏の追悼試合として開催されています。