プロ野球のオーナーが起こした事件

オーナー

オーナーの中にはワンマンで名をはせる人もいますが、昔は昔でそうした人がほとんどであり、今でも同じようなスタイルの人が昔は当たり前だったと言えます。そのオーナーが起こした事件というのは、プロ野球の歴史にもまだ残る話として有名です。

とある試合においてハーフスイングの判定をめぐり、最初はスイングをしていないと判定した審判が、捕手にアピールされジャッジを変えスイングを認めるということがありました。これにまずはコーチが怒り、退場となり、それはあんまりではないかということで監督などが抗議に出ました。このとき、オーナーが登場し、試合の続行を拒否するよう監督に求め、結果としてその試合は放棄試合ということになり、いわゆる没収試合となります。

日本のプロ野球における没収試合はそのケースが最後となっており、今後もそうしたことは起こりにくい状況にあるのは明らかです。結果として監督は2軍の監督に降格、打席に立っていた選手はトレード、そして球団自体もこの後、低迷の道を歩むなど、この事件の影響はだいぶ先まで続くこととなり、放棄試合、没収試合は決してしてはならないということがいわばプロ野球界の常識となっている状態です。